ミカエルとの出来事は、確かにあったことだと感じていたにも関わらず、時間が経つにつれ、それを否定する声が頭の中で大きく強くなっていった。
わたしは自分が何か感じるのが怖くなって、夜電気とテレビをつけたままじゃないと寝れなくなった。外に刺激を作らないと、寝るときはどうしても内側に意識が向いてしまうから。とりあえず2週間ぐらいはわかりやすく現状から逃げたと思う。
でも逃げてもしかたない。それは、高校時代にイヤと言うほど味わった。怖くても苦しくても、向き合うことでしか変わらなかったから。
向き合うと決めると、わたしは早い。まず現状を把握しようとネットで検索したら、Amazonでドリーン・バーチューさんの本に出会った。取り寄せてそこに書かれてることをとにかく試し、自分の守護天使の名前を聞くというワークで"ソフィア"と聴こえて、そう信じた。(他のワークはよくわからなかった)
あとは、土日に本屋に行って本の背表紙を斜め読みしながら歩き回り、引っかかる言葉がないか探した。人生のターニング・ポイントで、よくそういうやり方をしていた。ピンとくるものが、次に進むきっかけになることが多かったから。
そのときはフィトセラピー(植物療法)という言葉が気になり調べたら、ソフィアという名で講座がされてたので、後日体験受講にも行った。
ほかにも気になったことがあれば、そんな感じで調べたり、同じように講座を受けに行ったり、会ってみたいと感じた人に会いに行ったりしていた。
そんなことを続けていたら、並木良和さんのソフィアというクラスと、レイア高橋さんのカウアイ島のリトリートを知ることになる。