7月に初めてのソフィアのクラスが始まった。有休をとって金曜に東京入りし、土曜日緊張しながら会場入りすると、「久しぶりー」とかそこここで行われている。
え？そういう感じ？と、ここにいる自分が場違いな感じがしたが、クラスが始まってしまうと、そんなに苦労することはなかった。並木さんの誘導にそってイメージする、か、感じるまま表現する、だけだったから。
ただ、話の中では、いくつか意味不明な用語が飛び交っていた。波動、とかゲームやアニメの中でしか耳にしたことがない。
前後の文脈から、この人のいう”波動”はわたしで言うところの"雰囲気"とか"空気感"のことかな、と理解したりしてた。
もちろん収穫はあった。天使さんたちとどうつながるといいか、その方法を知ったから。それから毎日、会社に行く前と寝る前に、守護天使とコミュニケーションをとる瞑想をした。
最初ははっきりわからないことも多かったけれど、なんとなく聴こえたと思ったことや浮かんだことを書きとめていた。すると、彼らからのメッセージがだんだんわかるようになり、そしてすぐ叱られた。
なぜなら、わたしが彼らにする質問がいつも、そのときの自分の不安を解消するためだけ、のものだったから。
「もっと実のある質問をしなさい」と言われ、どうすれば不安を根本的に取り除けるか、聞いたと思う。すると、ミカエルと守護天使たちと一緒にワークをすることになった。
イメージの世界は、頭の中で展開されているだけに聞こえるかもしれない。実際目の前に物質的に存在するわけではない。でも、今ここにある現実にいながら、そのイメージの世界にも実際に自分がいる感じで、おもしろい感覚だった。そして天使さんたちはそこで、勝手に動いて、勝手にしゃべる。
わたしは、そのさまざまに広がるイメージ世界の中で、ミカエルに加えてラジエルやハニエルともよく交流するようになった。