個人的な体験✴︎2015年⑥心折れそうになった体験

7月と10月にそれぞれ1回ずつ、心折れそうになったことがあった。今思えば、それはどちらもわたしに"信じぬく強さ"を求めるためのものだった。

 

7月はようやく自分の感じることを信じ始めた頃。でも、信じたように動いて"裏切られる"そう感じる体験があった。それは誰かに何かをされたわけではなく、ただ信じたように現実で起こらなかった、だけ。

でも、そのときのわたしにショックを与えるには十分で、京都の大原で途方にくれていた。そして感じたのは内側から湧くこんな問いかけ、「あなたは絶望を味わっても生きていけるか」

 

わたしの未来はこうなっている、とイメージがシェアされたのだが、それはそのときのわたしにはとても酷なものだった。

どうやってそれを受け入れたか覚えていないけれど、わたしはそれでも生きていける!そう思った。わたしは絶望の中でも生きて行く強さがある、そう強く感じ、その想いを自分で確認した出来事だった。

 

10月も似たような感じだった。そのときも、あることを信じるように上から求められた。でもそれを信じるのはとてもキツくて、あぁもうそれは無理、現実に起こるとはとても信じられない、そう本気で思いかけたとき、ハニエルから強烈な叱咤が飛んだ。

「誰が叶わないと決めたのですか、あなたではないのですか!?そんなことを思うとほんとに叶わなくなりますよ!」

いつも穏やかな陽だまりのような彼女から厳しく諭され、わたしは心を持ち直して、信じることにした。でも結果から言うとそれは起こらなかった。

 

ある日時にある場所である人に会える、それがわたしの信じたことだったけれど、その日その時間その場所に行っても会えなかった。でも不思議なことに、どこかでそれが起こった、そう感じた。

今ここで望むようには起こらなかったけれど、信じてここに来たことで、バタフライ・エフェクトのように、わずかな波紋が起こって、それはいずれ大きな効果となって現実に現れる、そんな感じだった。

 

気持ちも軽くなり、そのまま散歩をしていたら、それまでまったく気づかなかった道を発見し、ステキな喫茶店を見つけた。本場イギリスの美味しい紅茶を飲ませてくれるそのお店で、わたしはとても優雅な時間を過ごし、その後よく行くお気に入りの場所になった。