個人的な体験✴︎2015年⑧ カウアイ島の自然に抱かれて

カウアイ島での滞在はすばらしかったの一言に尽きる貸し切られた大きな一軒家から見える風景は海と山。朝と夕方で表情を変えるその美しい自然の風景をただ眺めたり、ワークしたり、ご飯を食べる生活。

さらに、島を知り尽くしているレイアさんの案内により、さまざまな場所に連れて行ってもらい、行く先々の自然にただあるがまま受け入れてもらい、癒された。わたしはわたしのままでいいんだと、その全てで肯定してもらった感じ。

もう、行きたいところに行き、食べたいものを食べ、欲しいと思ったものは何でも手に入れていい、そしてそうしようと、自分に約束した。

 

中でも忘れられない体験は、ヒンドゥー教寺院での出来事。お祈りの作法のようなものを教わって中に入り、祈りをささげた後、静かにその空間に身を委ねていたら、僧侶が現れ儀式のようなものが始まった(見える世界)。

そのタイミングと前後して、目の前に何やら神々しいヒトが現れた(見えない世界)。あまりに神々しいので、会話の内容は忘れたけれど、呼びかけるときに「あなたさまは」という表現を使ったほど。

そのうち、その目の前の神々しいヒトと、その寺院の一番奥に見える像のヒトが、同じであることに気づいた。その瞬間「シヴァ神や!」と雷に打たれたようにわかった

 

その後だった、わたしの体が縦に半分に割れ、そこから赤ん坊が現れ、フワッとわたしの頭上に上がった。

「神の誕生です」そうシヴァ神が宣言するように言い放ち、わたしは何が何だかわからないまま、あまりに神々しい体感に涙が止まらなくなっていた。

初めて、自らの神性に触れる体験をしたのがこの時だった。だからと言って、すぐそのように存在できたわけではないけれど、わたしたちは、みな誰もが、神なんだと、今ではしみじみ思う。